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厚生労働省が入る合同庁舎=東京都千代田区

 公的年金の2023年度の収支決算を厚生労働省が2日発表した。積立金の運用収益(時価ベース)を含めると、会社員らが入る厚生年金は45兆4646億円の黒字(前年度は3兆4552億円の黒字)、自営業者らが入る国民年金は2兆544億円の黒字(前年度は1232億円の赤字)だった。いずれも過去最高の黒字となった。

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 国内外の株高や円安の影響によって、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による積立金の運用収益が大きく押し上げられた。23年度の積立金は前年度に比べて計47兆5740億円増え、全体で255兆5650億円になった。(高絢実)

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